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それでもやるのかPLC

むしろ面倒だと思うが。

 とうとう市場にでてきたPLC機器ですが、ライトユーザー中心に結構売れているとか。確かに設定不要で配線も不要というのがライトユーザーの心を捉えたのだと思いますが、お金をどぶに捨てているような気がしなくもありません。

 コンセントに直接繋がないと性能が出ないというのはまあいいでしょう。しかしまともに性能を出そうと思うとPLC機器を繋いでいないコンセントに遮断フィルターを付けた方が良いとか、携帯等の充電器(スイッチングタイプ)などが近くにあると性能が一気に低下するとかいろいろ制約条件があるのはどうなんでしょう…って、電気通信(有線・無線)にある程度通じている人ならやる前から予想がついてしまうのですが。

 で、性能を出そうと思うと電灯線の線からして信号特性を考慮したものにする必要があるとかいろいろやればいいではないかって事になるのですが、そこまでするならLANケーブル引いても一緒って事になります。つか、LANケーブルの方がややこしい事考えなくて済むぞ。どうがんばっても電灯線がデータ伝送に適した特性を得る事はないというか、特性を得るように作った線を使ったとしてもあちこちにコンセントがぶら下がった枝状の配線に高周波を流して高速通信に使うなんて、電気通信にある程度通じている人にとっては悪夢以外の何者でもないのです―そういう意味ではメーカーの技術者には同情しますが―。

 で、妨害問題について触れておきますと…松下電器から発売されたPLCモデムはアマチュア無線と短波放送(ラジオNIKKEI)の周波数についてはフィルターを入れて妨害を押さえ込むという策に出ていますが、それ以外の帯域に撒き散らしている妨害波も基準を超えていない事になっている為、義務付けられている訳ではないフィルターを今後出てくるであろう他社の製品が採用するかどうかは未知数というのも問題です。しかしPLCを解禁してもさしたる影響はないという推進派の主張は語るに落ちたと思うのは私だけでしょうか。だって、影響がないならうるさそうな所だけにフィルターを入れる必要はない筈ですから。全帯域にフィルターを入れればいいじゃないかと思っている人もいらっしゃるやも知れませんが、そんな事したら通信できなくなります。ついでに言うと、「妨害を与える恐れがある≒妨害を受ける恐れがある」なので、自分が使っている以外のPLC機器が近所で使われると互いにつぶしあう可能性が大ですし、PLC機器以外の電気機器から発生するノイズ(純然たるノイズかも知れないし、他の機器にとってはれっきとした情報の事もある)の影響も確実に受ける訳です。恐らく素人さんには「あまり速度が出ない」とか「通信できない」という事態になってもトラブルシューティングは不可能に近いでしょう。有線LANはもちろんの事、難しいと思われている無線LANの方が(私が相談なり苦情を受けたとすれば)余程楽にトラブルシューティングできる事でしょう。正直言ってPLCのトラブルには関連する要素が多すぎてどこから手を付けていいんだか…メーカーの担当者には多少同情いたします(ここぞとばかりに「アマチュア無線のせいですよ」とか言いそうで私は目一杯の同情をとは思えないのだ)。これから当分はサポート担当者には厳しい状況が続くと思うんですが、正直サポートし切れなくて撤退なんて事になるんじゃないかと密かに予想しております。

 ところで、家電系メーカーが狙っているのはネット接続冷蔵庫とかそういう方向だと思うんですが―ハイビジョン伝送には不安定すぎて使い辛いでしょう―、AVC家電以外でそんな高速伝送が必要なものってあるんでしょうか。いや、屋内ではなくて屋外接続が本命だというのは知っていますが、不安定だわノイズ撒き散らすわで結局「光ファイバーを引く方が早いじゃん」で終っちゃいそうですが(既に電灯線と光ファイバーとを1本にまとめたケーブルもあるそうなので、敢えて面倒な事しなくても光が引ける訳で…)。

 「そこを何とかするのが技術だろう」という意見もあるでしょうが、本質的に立脚点の良くないこれをまともに使えるレベルの技術にする努力を他に振り向けた方が有意義でしょう。何せ、他にいくらでもまともに使える技術があるんですから。

 …いつも電磁波電磁波って騒ぐ人が騒がないのは何故だろう?

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本を紹介してもらう

すみません、まだ買ってませんでした。

 ちょっとした飲み会の席で本を2冊ばかり紹介してもらったのですがなかなか面白そうだった―まともに読み出すと止まらなくなるのでぱらぱらめくっただけです―ので、自分の備忘録を兼ねてご紹介。

 持ちつ持たれつ 生き物とエレクトロニクス(ISBN 4-485-30017-X)
 持ちつ持たれつ 生き物とコンピュータ  (ISBN 4-485-30018-8)

 電気書院という硬めの出版社から出ていますが内容はとっつきやすく書かれています(元は某大学の公開講座で扱ったねただそうです)。高校生くらいをメインターゲットのつもりで書いたのだが落語系のセンスでまとめちゃったので高校生の親世代以上でないと受けないんじゃないかと心配されていましたが、その辺はまあそんなに気にしなくてもいいんじゃないかと。

 いや、科学なんて皆が深く理解する必要まではないと思いますけどね、教養として身に着けといて困るもんじゃないので…というか、水からの伝言だのマイナスイオンだのを信じなくて済む訳で。家庭科が必須だってんなら技術科だって必須にすべきなんじゃないかと思う私なのでした(生活に直結、と言うならそういう論法も成り立つと思うぞ)。

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イタい編集委員

これでお金をもらえるんだからうらやましい。

 昨年もかなりイタい事を書いててネット上でかなり叩かれていたような気がするんですが、忘れたのか逆恨みしてるのか。最後の段落の結論だけ見ると至極まともなんですが、導出過程が「をいをいをい」って感じでなんともはや。「志を高くすれば宇宙関係者もノーベル賞を狙えることを示したと言える」ってのは順番が逆じゃないかと思いますが?この場合は科学者が宇宙背景放射の高精度な観測を行うための手段として人工衛星による観測を選んだのであって、衛星技術者がノーベル賞を取れるテーマとして宇宙背景放射の観測をする事にした訳ではあるまい。だいたい、JAXA(旧ISAS)の科学衛星は世界第一級の成果を目標としてテーマが選定されている訳で、文中に名前の出てきた故小田先生がもう少し長く生きていらっしゃったならノーベル賞を取れていたというのは結構有名な話の筈(ノーベル賞は故人には授賞されない)。XRSを失いながらも大きな成果を出しつつある「すざく」やらこれまた順調に成果を出しつつある「あかり」、更には「ひので(段落の最初の文字をつなぐのですよ)」とどれも十分大きな結果を残せるだけの資質を見せている(=最初からそれを狙っている)のを意図的に無視しているのはどういう事でしょう?計画中でノーベル賞の狙えそうな奴ならちゃんとありますよ。

 「はやぶさ」の場合は観測結果自体が直接ノーベル賞に結びつくタイプではないでしょうが、複数の小惑星からサンプリングを成功させる事によって太陽系形成の道筋を解明する(大きな)手がかりを得たならば相応の評価は得られるでしょう(ノーベル賞には該当する賞が無いようにも思えますが)。そもそもまともに考えればエンジン・航法試験機とかサンプリング技術試験機とか再突入試験機といった複数の試験機で得た成果を集約して作るのが常識的なものを一気にやっちゃわざるを得ないというのが異常なのであって、目標天体まで飛んでいっただけでも1機分の成果は得ていると評価するのが”プロの視点”なのではあるまいか。「飛行だけが目標と言うのではあまりに情けない」ってのが”プロの視点”じゃあんまりでしょう。

 去年からずっと考えていたんですけど、この人95年程前に行われた南極点一番乗りレースの各隊の成果をどう捉えるんでしょうね。もちろん一番乗りかつ無事生還のアムンゼン隊が成功なのは誰の評価でも変わらないと思いますが、南極点到達は果たしたが極点アタック隊全員遭難のスコット隊、南極点到達は果たせなかったが全員生還の白瀬隊をどう評価するのか、”プロの視点”的にはどうなのかお聞きしたいものです。

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年末の奇跡

私以外の人には普通かも。

 一体何年ぶりだか、少なくとも15年はなかったと思いますが、元旦の1週間程前までに年賀状が完成しました。ずっと正月休みで帰省する際に最寄駅のポストに投函とか車で幹線道路に乗る直前に投函というパターンだったので、まだ出勤日が残っている段階で投函可能な状態に持ってきたなんて私にとっては奇跡に近いものがあります。ネタの仕込みも今回はかなり早めに出来たのでやろうと思えば「できるだけ20日までにお出しください」にも対応できたと思うのですが、そこはまあMnクオリティって事で。プリンタを新調した関係で歩留まりがかなり低めになったのが痛い…フォトカラーインクが早くも切れかけってのも想定外でしたが最低限必要な枚数は確保したぞ!

 ええ、実は月初にプリンタを買ったんです。プリンタとFAXが別々にあったのでスペースは食うしメーカーからして違うのでインクの使いまわしが利く訳でもなく、しかもFAXの使用頻度は極端に低いので肝心なときにプリントヘッドが目詰まりを起こして印刷不良を招くし、かと言ってFAXが無ければ無いでたまに困るという状態にキレました。そんな理由なものですから、今や主流?の複合機というかプリンタ・スキャナ機能付きFAX兼留守電という製品です。それでも両面印刷機能が無い事を除けば今までのプリンタ(専用機)と同等以上の印刷品質と速度が得られるんですから恐ろしい。6~7年前のハイエンド機と同じような値段でスキャナとFAXモデムが付いてくるようになったようなものですから…。設置面積が1台分で済むようになったのも大きいんですが、LANに対応しているおかげで内蔵の時計が自動修正される(NTP)ってのは密かにポイントが高いです。時計の入った機器は多いですけど、月差±15秒でも放っておくと数分ずれたりしますもんねぇ。私はそういうのは基本的に嫌なんですが、いくつもの時計の誤差を我慢できるレベルに維持しようと思うと面倒で―機器ごとに取説を引っ張り出して修正するなんて―狂うに任せてたのが1台解消できるだけでもありがたい事です。目覚し時計に関しては1台を除いて電波時計化してますけど。

 かけたお金に関しては2000年(辰)とか2006年(戌)程ではありませんが、出来はそこそこ自信があります。亥年はネタが無くてどうなることかと年初には思ってたんですがなかなかいいのが出来たので満足です。ウケるかどうかは分かりませんがね。むしろ子年のネタをどうすりゃいいのか悩んでます。今頃から悩んでいるのかと言われたら去年からずっと悩んでると応える私なのでありました(冗談ではありません)。

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ロケットガールのキャスティング

アニメ化は果たしてどうなるか。

 既に来春放映予定のシリーズについてはキャストが発表されていますが、私の脳内にも案はあった訳で。実は仙台エリ、生天目仁美、長谷川静香と言われても声が全く思い出せません(「アニメを最近見てない」というのを謙遜とか冗談と思っていた向きもいるやも知れませぬが、少なくとも最近の作品はほとんど見てません)。

 私の脳内キャスティングだと、森田ゆかり→横山智佐、マツリ→岩男潤子、三浦茜→笠原弘子…って、実は結構いい感じなんじゃないかと個人的には思っているのですが。おまけと言っては何ですが、この三人は同学年です。原作小説だと三人が同学年ですが、アニメ版は茜ちゃんだけ1学年下(というか、他の二人が1学年上に設定されている)ですけど。

 えーと、とりあえずは期待してます、アニメ化。でも茜ちゃんを「引っ込み思案」と解釈するのは何か違うような気が…。

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曲解というかなんと言うか

誤読じゃない。

 ココログもうちで使っているbasicでも当初使えなかったアクセス解析が使えるようになったので統計情報はいろいろ見るようにしているのですが、結構いろいろ分かるものです。実は予想以上に検索で来ている人が多いとかね。

 で、気になったのが昨年11月に書いた今使っている携帯電話に買い換えたときの話への1件のアクセス。正確には昨年11月のログになっているのだけど、文意からするとG'zOneの話に限定されるのでリンク元の記述はあまりよろしくない。携帯電話の水濡れ故障について揉めている人のページのようですが、うちの話のどこを読むと私が揉めた経験者と判断できるんだか指摘してもらえないでしょうか。何せ私は明らかに前の携帯電話(W21CA)を使用ミスで壊したという自覚があり、「羹に懲りて膾を吹く」状態だというのは承知の上でJIS7級(今時はIPX7と書いたほうが良い?)防水限定で機種選びをした訳で…。販売店とも一言も揉めてない(修理の場合の料金なんかは確認しましたがね)私を揉めた経験者かのように書かれるのは心外です。大体ですね、水濡れ検出のシールってバッテリーパックの収納部などふたこそ付いているけど普通の人でも容易に見える場所(子供用携帯電話のように特殊ねじで止めている場合もあるが分解が必要な訳ではない)に貼ってあるので、修理拒否の際に言いがかりをつけているかのような記述はいかがなものか。言っちゃあ難ですけど、どう見ても水没させた修理品を「濡らしてないっ!」って強硬に主張するユーザーって多いのよね。認めたら保証期間内でも保証対象外だからだろうけど、そんなのが頻発すればメーカーだって自衛策を取りますわな。

 「湿度85%以上の日だっていくらでもあるのに動作保証範囲がそこまでしかないのは欠陥構造だ!(意訳)」とか見苦しい。湿度50%でも結露すれば同じだし。件のページからリンクされている別のページでは「腕時計と携帯電話に、利用環境の違いは無いはずです。これを改善しないのは、業界の怠慢と断定できます。」という記述がありますが、防水の方が売れるならメーカーだって防水にして作りますって。現実問題としてNTTドコモとauで現行機種が各1機種ずつしか防水になっていない(DoCoMo SO902iWP+、au W42CA。法人向けにE03CAってのも最近出たが基本構造はW42CAと同じ)ってのが需要を反映していると考えても大きな間違いではないでしょう。生活防水(どこからをそう呼ぶか問題だがIPX4くらいから上は必要か?)への需要はかなりある(アンケートの例)ようですが、結局のところ多くのユーザーが防水性能がどのくらいかよりはTVやら装飾機能やら外見やら値段が優先される条件になっているから、手間がかかる割に売りになりにくそうな防水性能に労力を割こうと思わないのでしょう。もしそんなに優先される条件であれば先程の2機種がバカ売れして供給が追いつかない状態になる筈ですから(別のアンケートによると購入する際の決め手の第1位はデザインだそうで)。洗面所などで水に落として痛い目に遭っている人が多い筈なのに「もう水で壊れるのは嫌だ!」と思う人は案外多くないという事でしょう。多少の面倒を大目に見るなら、解約→新規契約で新しいのを買っちゃえば安く済んじゃいますから。

 ちなみに元ねたのページは「0円広告だけじゃなかった!誰もがはまる、ソフトバンクモバイル社が仕掛けた別の落とし穴」、もう1ページは「携帯できない携帯電話」です。

p.s.DoCoMoのページにちょうどいい記述があったのでリンクしておきます。そういうリスクを負ってでも防水にしたいか、という問いにNoと答える人の方が圧倒的に多いということでしょうね。

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チェック項目

時間が迫ってるのもあるけど。

はやぶさ2を実現させよう勝手にキャンペーン

セレーネ「月に願いを!」キャンペーン

 ひとまずこんなもん?

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